避難所での生活を少しでも快適にするために
大規模災害の場合、避難所での生活が長くなる場合もあります。少しでも快適に過ごすため事前準備が必要です。
避難所での生活を少しでも快適にするために、どのような用品を事前に揃えておけば良いのでしょうか。
明かりの確保は最優先、一人一つは用意しましょう
防災用品の筆頭に挙げられる懐中電灯ですが、被災地では道を照らすのに必要な明かりと、空間を照らす照明としての明かりを分けて考えましょう。まず、トイレに行くことを考えると懐中電灯よりはヘッドライトや首から下げるライトのほうが、両手が使えて便利です。一人一つは用意しましょう。
また、作業場や居住空間を明るくするには投光器やランタンが欠かせません。いずれも、雨にも強い防滴型なら、天候に左右されずに使うことが出来ます。
電気製品を動かすための発電機
携帯電話やノートパソコンの充電、テレビなどの災害情報を得るために欠かせない発電機の備えが必要です。発電機の燃料の確保も忘れてはなりません。最近はガソリンではなくカセットボンベで稼働する発電機が人気のようです。カセットボンベの入手しやすさや扱いやすさから、発電機を手軽に使えることが人気の理由のようです。 ただし、発電機は動かしたい電気機器の消費電力(W数)と起動電力、パソコン等の精密機器を繋げる場合にはインバーター発電機を選ぶなど使用する機器の条件を確認して選びましょう。
避難所での二次災害を防ぐために
粉塵やアスベストが空気中に舞う恐れのある被災地では、マスクをいち早く着用し、目を保護するためのゴーグル、手を保護する手袋、余震による落下物や突起物から頭を守るヘルメットを着用しましょう。また、感染症を出さないために除菌剤、抗菌剤等の設置は重要です。とくに、トイレの手洗い場には必ず設置し、使用することを周知徹底させましょう。
しっかり睡眠を取り、体力を維持するのも大変です
疲れて寝るときにあると便利なのが寝袋です。布団や毛布などを用意する必要もなくすぐに寝ることができます。寒さ対策以外にも、貴重品も中に入れて寝れば守れますし、とくに女性は寝ているときの防犯対策にもなるので、安心です。コンパクトに小さくなるタイプは収納に困らないのでお勧めです。