防災備蓄品の個人管理
企業の防災備蓄品についてどのように管理していますか?
企業における防災備蓄品の個人管理
防災備蓄品の備え方として、従来の倉庫でまとめて備蓄する方法とは異なった形で備蓄品を管理している企業が増えている傾向があります。
一般的には従業員数を基本にして防災備蓄品の数量を決め、倉庫にまとめて備蓄しているパターンが多いですが、最近では従業員がある程度の個人分を管理する形を取っている企業が増えてきています。
その理由としては三つ挙げられます。
一つ目は、防災備蓄品をまとめて備蓄しているスペースの有効活用。(各自のロッカーや机にて備蓄品を備える。)
二つ目は、災害時、従業員に備蓄品を配る手間を減らすため。(各自で備蓄品の個人管理を行う。)
三つ目は、個人に防災意識を持ってもらうため。(各自の自助意識を高める。)
備蓄の形式としては、机の引き出しに入るA4サイズの段ボールやリュックサックに、個人分の保存水や非常食、防寒具等を入れて管理させる方法が増えてきております。
または、事務所単位で棚を設置して備蓄品を収納するなどが見受けられます。
最近の傾向として、防災備蓄品を、ただ災害時に使用するものと捉えず、一人ひとりの個人に対して防災意識を高めるために工夫している企業が増えているようです。